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ラノリンリップバーム作成 & ワックス豆知識 [├ 手作り化粧品]



色つきリップバーム作成~


キャンデリラワックスはどうもバリバリになって合わないので、ラノリン&蜜蝋で缶入りを作成しました。

蜜蝋 3、液状ラノリン 9、スクワラン 2 くらいの分量だったのですが、ちょっと蜜蝋が多かったようで、固くてリップブラシ必須、ラノリンのプルプル感はあまりなくなってしまいました。
もう一度温めてひまし油か何かで薄めてみようかどうか考え中です。

よく見ると、めっちゃ動物系リップバーム・・・



実は小さいバーニャカウダポットで作ってみたりして。
生○の木なんかの専用ウォーマーはなんだか高くて買う気がしなくて。
注ぎ口がないのでジャーに移すときにしか使えませんが、湯煎よりは小さく済んで手軽です。
・・・バーニャカウダはまだ実行してません・・・

そうそう、液状ラノリン、温めるとちょっとケモノ臭いです。



たまには豆知識でも

参考図書 (古い本ですが) 「ワックスの性質と応用」 布瀬川健蔵監修 幸書房 1985

■□■ラノリン■□■
ラノリンはメンヨウの皮脂腺から分泌されて羊毛に分着した脂肪質(ウールグリース)を精製したものである。

淡黄色~淡黄褐色、粘着性のある半固体の油性物質、わずかな特有の匂いがある。
水には溶けないが、約2倍量の水を吸収して軟膏状の稠度を保つ。

主な用途(誘導体含む) : 医薬品、化粧品、トイレタリー、防錆油、潤滑油、繊維油剤、プラスチック工業、セメント・コンクリート工業(離型剤、防水材)、塗料工業、農業用(果樹剪定切り口の癒合促進作用)、他

ラノリンはきわめて多種類の脂肪酸とアルコールのエステルが主成分で、そのエステルは単純なエステルではなくポリエステルを形成していると考えられるが、組み合わせが無数に考えられることから構成を推定することは不可能である。また分岐のあるイソ脂肪酸、奇数の脂肪酸が存在することもその特徴である。

ラノリンにはアレルギーの報告例があり、ラノリンのアルコールフラクションが原因とする説があるが、アルコールそのものによるかアルコールの酸化その他の反応によって生じた変性物質によるものかは明らかになっていない。またラノリンによる皮膚障害の頻度は100万人中9.7人と極めて少なく、ラノリンアルコールをラノリン感作患者に貼布しても常に陽性になるとは限らないなど、原因物質は単一ではない可能性も大きいと考えられている

成分
ろうエステル 90~96% (きわめて複雑で種類が多い。報告があるものだけでも70数種の酸と約60種のアルコールがある)
遊離脂肪酸 微量
遊離アルコール 3~5% (C16、C26など)
炭化水素 1%以下
そのほか --

性状 (ラノリン / 液状ラノリン)
融点 36~42℃ / 17℃以下(曇り点)
酸価 1以下 / 3以下
鹸化価 - / -
ヨウ素価 18~36 / 20~36


■□■みつろう■□■
蜜蝋の最初の起源はエジプト帝国時代(紀元前4200年頃)にミイラの保存に使ったということに始まり、紀元前100年頃には灯明として使われ始め、5-10世紀頃には通貨として使用されるほど価値のあるものだったという。
また処女ミツバチが天から地上へ舞い降りたという伝説があり神秘的な意味を持つことから、今日でも教会や悪魔払いの儀式用キャンドルには蜜蝋の使用が規定されているところもある。

みつろうはミツバチが巣を作るために分泌するろうである。10gのはちみつを作るのに約1gのみつろうを分泌するといわれる。ミツバチには多くの種類があり大別してヨーロッパ系ミツバチは高酸価(酸価17~24)、アジア系ミツバチは低酸価みつろうを分泌する。

単に巣から採集した粗ろうは着色があり水分・ごみ・蜂の死がいなどを含んでいるため、これらのきょう雑物の除去、脱色、脱臭などの精製が行われる。きょう雑物を取り除いただけのものを「黄ろう(cera flava)」、脱色したものを「白ろう」「さらしみつろう(cera alba)」と呼ぶ。(脱臭したものは脱臭さらしみつろう)

みつろうは特有の微結晶性、乳化性、粘りなどを活かして化粧品、医薬品の油相原料として使われる。

成分
ろうエステル (高酸価)67~72%、(低酸価)68~75% (脂肪酸C16~C18、アルコールC24~C34)
遊離脂肪酸 (高酸価)13~16% (C16~C32)、(低酸価)5~9%(C16~C34 大半C16)
遊離アルコール 1~2% (C24~C32 C30が多い)
炭化水素 (高酸価)10~14% (C21~C35)、(低酸価)16~21%(C23~C35)
そのほか 約4%のトリグリセリドを含む

性状 (ヨーロッパ系ミツバチ/ アジア系ミツバチ)
融点 62~65℃ / 62~68℃
酸価 16.8~35.8 /4.4~10.2
鹸化価 89.3~149.0 / 88.5~130.5
ヨウ素価 6.8~ 16.41 / 4.8~11.4



■□■キャンデリラワックス■□■
Euphorbia cerifera Alcocer, Eupholbia antisphilitica Zuccarini, あるいはPedilanthus pavonis Boisserなどと呼ばれる多汁(多肉)植物から得られる。これらの植物は北部メキシコやアメリカ合衆国南部テキサス、アリゾナ、南カリフォルニアなどの海抜1000~2000mの高原に野生で生息している。夏冬の温度差が激しく雨も少ない乾燥地帯で、過酷な自然条件から自らを保護するためにワックスを分泌している。
採取したキャンデリラ草は天日乾燥し、いわゆる煮取り(融出)法でワックスを抽出する。この時植物に対して約8%の硫酸を加える。約13kgのワックスを得るために100本のキャンデリラ草が必要とされる。
日本で化粧品等に用いられるのはメキシコで標準品といわれるものに更に樹脂分除去や脱色の精製を加えたものである。

組成はキャンデリラ草の生息地、年齢、収穫時期、貯蔵期間、抽出法、植物種によって変化する。
キャンデリラワックスは光沢、固さ、均質な皮膜形成、防湿性、電気絶縁性に優れ、他のワックスとよく混ざる特性がある。

主な用途 : 化粧品、チューインガムの基材、キャンディーやチョコなどの防湿・つや出し剤、接着剤、みがき剤、電気絶縁剤、撥水剤(織物など)、サイジング剤(紙)

成分
ろうエステル 24~30% (C42~C56 : 脂肪酸C16~C34、アルコールC30,C32,C34)
遊離脂肪酸 10-20% (C20~C35 :C30,C32,C34がほとんど)
遊離アルコール 10-15% (C26~C34)
炭化水素 40-50% (C28~C33)
樹脂分 15~18%

性状
融点 66~71℃
酸価 12.3~20.6
鹸化価 47~64
ヨウ素価 19~44
※メキシコ標準品


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