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台湾に行ってきました [└ 石けん本]

迪化街

今週前半、台北に行ってきました。

今回は仕事ではなく家族と一緒のぶらぶら旅です。
私ばっかり台湾に行ってるのがズルいと。
いやいや、いつものは仕事で一歩一秒たりともに無駄にしないタイプのコーディネーターについて回っているだけだから全然観光してないんだって。普通に都会で暑いだけだって。
なんてうだうだ言いながら、実は観光したい気満々だったワタクシ、もちろんゲロ暑で毎日汗だくだったけどとっても楽しんでまいりました〜。

さて、ここは石けんブログなのでベタベタの観光部分はさっくり削除して、ちょぴっと石けん関連ネタをご紹介します。

まず一番はじめの写真、有名な乾物問屋街、迪化街です。
各種の生薬や調理に使う乾物を取り扱うお店が道の両側にずらーっと並んでいます。見ているだけで楽しいです。
生薬やハーブは袋詰めされて道端の棚に積まれていますが、陽にあたっているものは良くないので、奥に在庫を持っている店を選ぶか、新しいものを出してもらうように交渉しろ、とのアドバイスをいただきました。
ここではローカルなお茶少々、ローゼルの蜜漬け(砂糖漬けのほうが多かったのですが、蜜漬けが断然美味しいです)、薏苡仁パウダーを買いました。他にも欲しいものはたくさんありましたが、業務用で一袋の量が多いので。。。
向こうの方はホームベーカリーを持っている人が多くて、薏苡仁や杏仁パウダーを粉に混ぜて焼くのだそうです。


お次は石けん本

台湾の石鹸本

大きな本屋に行って、石けん本を何冊か買ってきました。
台湾でも手作り石鹸はメジャーです。台湾の方の本が10種類ほど、中に前田さんや小坂さんの翻訳本が混じっていたという感じです。おそらく著者は男性と思われるものも。

あ、私、中国語は読めません。でも繁体字は雰囲気で5ー6割伝わりますよ。

中身チラ見せ

石けん本中身チラ見せ

ほっこり系、何でも入れちゃう系、デザイン手ほどき、比較的論理的に基礎を説く系など様々です。
あちらでは細工の細かいシリコン型やスタンプがたくさん売られているので作例にもたくさん出てくるし、そういった道具の使い方にページを割いているものもあります。
あとから見返したら内容が8割がた被ってしまったので、タネの扱いなどを丁寧に解説していたスイーツ石けんのも買ってこればよかったなと少し後悔。自分ではやらないけど。


お次は材料店です。

台湾では手作り化粧品もメジャーです。DIY化粧品というのかな。日本では小分け販売されていないような基剤や有効成分を売っているお店も多いとのこと。
そんなお店の一つ、 城乙化工原料(MERU)の、台北駅近くの店舗へ寄ってみました。

城乙化工原料(MERU)太原旗艦店 ※日本語の紹介ページです。
http://www.taipeinavi.com/shop/360/

リンク先の写真などを見ていただければ分かりますが、とにかく種類が豊富です。
日本で売ってないものは、例えば美白や保湿の有効成分、各種の防腐剤、酸化防止剤、界面活性剤、単体脂肪酸、高級アルコール基剤 などなど。洗濯洗剤用の蛍光漂白剤までありました。
親会社が普通の化学薬品卸のようなので、パッケージに色気はないけど、ある意味信用できる感じです。
手作り石鹸ももちろんDIYなのでベースオイルや色剤、簡単な道具類もありました。
お店のホームページにはカートもあるので売っているものを確認することができますが、成分名も漢字で理解が難しいと思います。実際のボトルには英語名が書かれているのでわかるのですが。
なお、空輸上問題があるものもあるので海外発送は行っていないとのことです。

円安でも価格はお安めかな。かさばるものや荷物にいれて飛行機に乗るのをはばかられるような物は諦めて、精油やエキスなど控えめにお買い物してきました。一部はマニアックすぎて紹介する機会がないかもしれません。

駅にも近いし、明るく綺麗なお店なので、台北へ行かれた際にはぜひ覗いてみてください。
成分マニアの方にオススメです。


有名な化粧品材料店はもう一店あるので、機会があればそちらにも行ってみたいな。
いや、機会は作るものか。
仕事の方はそろそろ私の出番はなくなりそうなので、またプライベート旅行を考えたいと思います。

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Soap Queenの本が予約できます [└ 石けん本]

通販届いた

GWは5/11のさいたまでの石けん教室の準備に追われています。
時間はたっぷりあるので追われているとはちょっと言いすぎ? GWにやろうと思っていたテキスト作成や道具材料類の整理を予定よりややゆっくり目にこなしている。。。 ということにしておいてください。

そんな中、石けん系からトイレのラバーカップ(ちょっと怪しいので予防)までGW直前に注文した通販が本日続々到着。ていうか本日全部到着。
上の写真はBramble Berryの箱の緩衝材を掘り返したら大人買いしたFOが埋まっていて笑っちゃったところ。この下の10cmくらいの緩衝材の中から更にサンプルのFOが裸で2本出てきました。静電気で緩衝材のかけらまみれで大変!

BBでお買い物するといつもおまけFOがついてくるのですが、今回なぜに2本? 微妙に変な匂いですがありがたくいただいておきます。。。

そして次の写真は同封されていたお買い物お礼のメッセージ。

Telephone Ninja

FBのコメント返信などで名前を見かける Tinaからのメッセージなのですが、Tinaのお仕事が the main telephone ninja and email-answerer for Bramble Berry となっています。

テレフォン忍者 ?

何でしょう、BBの電話の「中のヒト」みたいなニュアンスでしょうか。
こちらもちょっとクスッとしちゃいました。

さて、そんなBBの代表でもあり、Soap Queen の肩書きで活躍しているAnne-marie Faiola の本が8月に発売になります。
最近の新しいデザインソープはほとんどが彼女のチームからの発信と言っても過言ではないのでは、というくらいの旬な人です。

日本のアマゾンでも予約ができるようになっていたので、紹介しておきます。
Kindle editionもあるようです(予約はいらないと思いますが)。
もちろん私も速攻で予約しました。とっても楽しみです。

Soap Crafting: Step-by-step Techniques for Making 31 Unique Cold-process Soaps

Soap Crafting: Step-by-step Techniques for Making 31 Unique Cold-process Soaps

  • 作者: Anne-marie Faiola
  • 出版社/メーカー: Storey Books
  • 発売日: 2013/08/14
  • メディア: リング製本


■Soap Queen ブログ
■Bramble Berry


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M&P本 kindle [└ 石けん本]



先日 キンドルで読める洋書の石鹸本を紹介した時に、1冊漏らしていました。

SoapyloveのM&P石けんの本です。

作品も写真も可愛いし、作り方もちゃんとステップバイステップで載ってます。

眺めるだけで楽しい気持ちになれる本です。個人的に超オススメ。
写真が多いせいかペーパーバックはいいお値段なので躊躇していたところ、USのkindle Storeに登場したので即買いでした。



下のリンクを作ろうとして気がついたのですが、soapy loveの石鹸は日本でも売ってるんですね(結構高い)。
写真を見てたらこの本に載っているのとそっくりなのもあり。買うより作るべきでしょう!
そんなにM&Pはやらないよという人でも、CPのデザインのヒントになるかもしれません。


Soapylove: Squeaky-Clean Projects Using Melt-and-Pour Soap

(モバイル用)

Kindle無料アプリ

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石けん本/ Kindle [└ 石けん本]

Amazonで、Kindleストアがオープンしました。

日本在住の以前からのamazon.comユーザーには実質値上げになっているという噂がありますが、今まで洋書は注文や送料の面で購入のハードルが高くて躊躇されていた方にとっては、安価に簡単に手に入るようになって良かったのではないかと思います。

Kindle本体を購入しなくても、スマホやタブレットのアプリがあるのでぜひお試しください。

ざっと見た感じ、JPサイトのKindle版の品揃えはUSサイトとほとんど同じようです。
著作権の縛りで域外の居住者には販売できないものがあるようで、その分だけUSが多いかなという程度です。
Kindleストアで"soapmaking"で検索すれば100冊以上のタイトルが出てきますので、眺めたり、USのレビューを見るだけでも結構楽しめます。なぜかいっしょにcandle makingの本が出てくるのと、怪しい自費出版ぽいのもあるので購入は慎重に。

私は上述のamazon.comユーザーだったので、アカウントの統合やらの手続きが必要らしく、まだJPでの購入には至っておりません。。。

今後の要望としては、M&Pなどの、写真の多い見て楽しい本を積極的にeBook化して欲しいですね。



では、JPサイトで買える有名な本をいくつか紹介します。過去にも紹介しているものがほとんどです。

※現時点(2012.11.22)ではKindleストアへのリンクが貼れないようなので、リンク先は紙の本のものですが、画面内でKindle版を選ぶことができます。


ハンドメイドソープ全般。3rd. editionは21世紀の情報だというレビューも。
この版は持っていないので買っちゃおうかな。。。
The Everything Soapmaking Book: Learn How to Make Soap at Home With Recipes, Techniques, and Step-by-step Instructions (Everything Series)

The Everything Soapmaking Book: Learn How to Make Soap at Home With Recipes, Techniques, and Step-by-step Instructions (Everything Series)

  • 作者: Alicia Grosso
  • 出版社/メーカー: Adams Media Corp
  • 発売日: 2012/12/18
  • メディア: ペーパーバック



ハンドメイドソープ全般。基本から化学、素材の説明までまで。超有名な本です。
The Soapmaker's Companion: A Comprehensive Guide With Recipes, Techniques & Know-How (Natural Body Series - The Natural Way to Enhance Your Life)

The Soapmaker's Companion: A Comprehensive Guide With Recipes, Techniques & Know-How (Natural Body Series - The Natural Way to Enhance Your Life)

  • 作者: Susan Miller Cavitch
  • 出版社/メーカー: Storey Books
  • 発売日: 1997/01/07
  • メディア: ペーパーバック



リキッドソープ。 日本でもすっかりメジャーになりましたが、この本が出た当時は画期的だったようです。この本の作り方はドキドキするので有名。
Making Natural Liquid Soaps: Herbal Shower Gels, Conditioning Shampoos, Moisturizing Hand Soaps, Luxurious Bubble Baths, and More...

Making Natural Liquid Soaps: Herbal Shower Gels, Conditioning Shampoos, Moisturizing Hand Soaps, Luxurious Bubble Baths, and More...

  • 作者: Catherine Failor
  • 出版社/メーカー: Storey Books
  • 発売日: 2000/04/15
  • メディア: ペーパーバック



透明石けんの本。やはり作り方はちょっと過激。ですが、レシピは参考になります。
2012.11.22現在、なぜか紙の本とKindleがリンクしていないので、Kindleストアでタイトルで検索してください。
Making Transparent Soap: The Art of Crafting, Molding, Scenting & Coloring

Making Transparent Soap: The Art of Crafting, Molding, Scenting & Coloring

  • 作者: Catherine Failor
  • 出版社/メーカー: Storey Books
  • 発売日: 2000/04/15
  • メディア: ペーパーバック




ミルクソープ。同じ著者の別のエディションの方が有名かも。eBookになっているのはこちらだけ。
これも持ってないので買っちゃおう。
Making Natural Milk Soap (Storey Country Wisdom Bulletin, a-199)

Making Natural Milk Soap (Storey Country Wisdom Bulletin, a-199)

  • 作者: Casey Makela
  • 出版社/メーカー: Storey Books
  • 発売日: 1999/01/06
  • メディア: ペーパーバック



M&Pベースの作り方。ただしいわゆる合成系の原料が必要で、日本では少量では手に入れにくいためキッチンではちょっと難しいかも。それでも知りたい人はどうぞ。
これも紙の本とKindleがリンクしていないので、Kindleストアでタイトルで検索してください。

How to Make Melt & Pour Soap Base from Scratch: A Beginner's Guide to Melt & Pour Soap Base Manufacturing

How to Make Melt & Pour Soap Base from Scratch: A Beginner's Guide to Melt & Pour Soap Base Manufacturing

  • 作者: Mrs Kayla Fioravanti R. a.
  • 出版社/メーカー: Selah Press, LLC
  • 発売日: 2011/05/03
  • メディア: ペーパーバック





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kindle入れてみた [└ 石けん本]



マイiPadにkindleアプリを入れてみました。

※以下のリンクはkindle storeでは無く、日本のAmazonのペーパーバックです※

これとか
The Soapmaker's Companion: A Comprehensive Guide With Recipes, Techniques & Know-How (Natural Body Series - The Natural Way to Enhance Your Life)

The Soapmaker's Companion: A Comprehensive Guide With Recipes, Techniques & Know-How (Natural Body Series - The Natural Way to Enhance Your Life)

  • 作者: Susan Miller Cavitch
  • 出版社/メーカー: Storey Books
  • 発売日: 1997/01/07
  • メディア: ペーパーバック


これとか
The Everything Soapmaking Book: Recipes and Techniques for Creating Colorful and Fragrant Soaps (Everything: Sports and Hobbies)

The Everything Soapmaking Book: Recipes and Techniques for Creating Colorful and Fragrant Soaps (Everything: Sports and Hobbies)

  • 作者: Alicia Grosso
  • 出版社/メーカー: Adams Media Corp
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: ペーパーバック


数は多くないけれど、有名な石けん本もkindle editionがでていることに気がついてしまったのでした。上の2冊は良い本なんだけど持ち歩くには巨大なんですよ。
・・・持ってるのをもう一回買うとかヤバイですかね・・・ いや、まだ買ってないです。


文字ページはこんな感じ。正直あまりときめかないし、ページ数の多い本は辛いかも。


写真目当てのM&P本のサンプル。こういうのは結構いいんじゃないですか?

USAからの送料かからないので日本のAmazonで買うより安いし、気になっていたものをちょくちょくDLしてしまいそうです。


そして見つけてしまったのがこれらの本
ソープメーキングミステリー・・・って小説? 時間つぶしになるかなぁ

Dead Men Don't Lye (A Soapmaking Mystery)

Dead Men Don't Lye (A Soapmaking Mystery)

  • 作者: Tim Myers
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2006/02/07
  • メディア: ペーパーバック

A Pour Way to Dye (A Soapmaking Mystery)

A Pour Way to Dye (A Soapmaking Mystery)

  • 作者: Tim Myers
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: ペーパーバック

A Mold For Murder (A Soapmaking Mystery)

A Mold For Murder (A Soapmaking Mystery)

  • 作者: Tim Myers
  • 出版社/メーカー: Berkley
  • 発売日: 2007/04/03
  • メディア: マスマーケット



時間つぶしといえば、nobynobyboyってゆるアプリがいいです〜。塊魂好きの人にオススメ。
塊魂mobileを買おうかどうか考え中。。。。

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粉末石鹸製造教授書 [└ 石けん本]

もう4年も前、2007年に初めて粉石けんの作り方を紹介した時に参考にした古書、「粉末石鹸製造教授書」を手に入れることができました。

初めての記事はこちら→http://kumaguma-soap.blog.so-net.ne.jp/2007-04-15

表紙
実際 化学工業品製造法 第一編 粉末石鹸製造教授書
中央化学工業研究所長 米国理学士 中野徹堂 著 (非売品)

ところがよく読んでみると私の記憶にある内容と少し違う。
図書館のは昭和10年のもの、これは昭和7年ので、この間に改訂があったようですね。基本は同じですが新しいもののほうが実践的で、より初めての人に分かりやすく書かれていたと思います。ちょっと残念。


元の持ち主さんの計算式や材料価格のメモ、線引きなどがあり、これから粉末石鹸の製造販売をしようという人たちがどんな気持ちで講義を受けていたのだろうと考えるとワクワクします。

朱線あり

当時は(今も世界規模でみれば)食用油は貴重品。食べられるものを石鹸にするなどもったいない、如何に副産物や残渣油で質がよく安価なものを作るのかを追究した結果、たどり着いたのが正子油(醤油製造の過程で残渣から圧搾できる油、彼等の命名)とのこと。
大豆を原料にする名古屋のものが最も鹸化が速く白色の優良な石鹸となり、主の小麦に豆類を加えた原料の関東のものは鹸化が一番遅いができた石鹸は優良、大豆または他の豆類と小麦を合わせる関西のものでは赤く着色して名古屋のものよりは劣るが一般に使用するのには問題ないなど、正子油にも考察が加えられています。


鹸化は基本的にかまどで直火の釜炊きで、苛性ソーダ液の加え方が重要なようです。約10分ほどの間を開けて5-6回に分けて加えるのですが、特に鹸化が遅い関東正子油の場合、一度加えて5分以上撹拌して鹸化を進めるごとに舌頭試験をして苛性ソーダが消費されたことを確認しなければならないのです。消費されないうちに次を加えると苛性ソーダが過剰になって鹸化反応を起こせず分離してしまうため、とのこと。
鹸化の遅いキャノーラ油の廃油せっけんを作る時にホットプロセスでよく分離させてしまう私としては、是非次回参考にしてみようと思った次第です。

いや、舌頭試験はしないですが。まずいから。


古書は他にもコツコツ手に入れています。(ただのマニアです)
ハズレも多いのですが、それもまた楽し。

ツッコミどころのあるものは時々紹介していければと思います。




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風邪は治りません。。。
今日は出張先で変な声になってます。


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石けん本 (Scientific Soapmaking) [└ 石けん本]



引き続き石けん本をぼちぼち紹介していきます。

今回は以前にTAOさんも紹介されていたので読んだ方も多いのではないかと思う、Scientific Soapmaking 直訳「科学的な石けん作り」です。

Scientific Soapmaking: The Chemistry of the Cold Process

Scientific Soapmaking: The Chemistry of the Cold Process

  • 作者: Kevin M. Dunn
  • 出版社/メーカー: Clavicula Press
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: ペーパーバック


タイトルからして難しそうですが、頑張って読んだら勉強になるんじゃないかと期待できます!

ざっくり目次を紹介します。
I. Experimental Soaps (試験に供した石けん) P.1 -
道具、材料、計量方法、計算方法、第II部以降で参照する試験用石けんのレシピ、作成手順など
II. Basic Chemistry (基本の化学) P.123 -
水と油、酸と塩基、量論式、脂肪酸、アルコールとエステル、鹸化、石けんと洗剤
III. Quality Control (品質管理) P.237 -
水分測定、遊離アルカリ測定
IV. Quality Assurance (品質保証) P.253 -
苛性ソーダ純度、遊離酸測定、鹸化価測定
V. Research & Development (研究開発) P.277 - 354
オレンジスポット、スーパーファットと苛性ソーダのディスカウント、ウォーターディスカウント、鹸化時間と温度、トレースまでの時間


第I部は正確に実験するための量り方、計算方法が繰り返し繰り返し語られて、正直きついです。

第II部は読む価値あり。ここを読まないとこの本を買う意味がないといってもよいでしょう。
基礎化学から「石けん」に関する部分だけを的確に抜き出してあり、よくまとまっています。
ただ当たり前ですが英語なので、日本語のテクニカルタームへの置き換えがスムーズにできないとつらいかもしれません。
内容的にハイスクールの化学程度とのことですが、私の時代(の日本)には高校の有機化学で教えてもらえず大学で非常に苦労して、結果 有機化学が大嫌いになった原因の箇所が含まれています。今は高校の範囲なのかな。

第III部、第IV部は自分でやってみたい人向き。

第V部、ここが一番わかりやすくて読むには面白いところですが、ページの配分を見てもらえれば分かる通り、後半のほんの少しです。第IV部までの理論や実験手順に非常に多くのページが割かれているのです。疲れてここまで到達できない人もいるのでは。。。(かといって前半を読まないとサンプルの石けんの配合などが分からないし)

目次にあげたような項目、よくある防腐剤/抗酸化剤が効くのかどうか、苛性ソーダをディスカウントするのと一部のオイルを後入れするのとで何か違いが出るのか、水分をもっと少なくした時の影響、温度の影響(特にジェルステージとの関わり)、トレースまでの時間に影響を及ぼす因子、それぞれについて実験検証を行っています。

実験結果としてはそれほど意外なことはありません。
そんな中で覆されている黄金則を紹介すると、苛性ソーダをディスカウントするのと、トレース時に後入れで一部のオイルをスーパーファットとして加えるのを比較した結果、(全体としてのディスカウント/鹸化率やオイル組成が同じという前提で)最終的な石けんの組成はほとんど変わらないので、すべてのオイルを初めに混ぜてしまって苛性ソーダをディスカウントすれば十分、というものです。

私としては、いくつかの項目(ジェル化やトレースなど)については「石けんまわりの化学」の記事で取り上げたテーマで、当時各種の文献から推定して書いたことに対して肯定的な実験データが示されて、少々心強く感じている次第です。



amazon.comのレビューでは星5つ連発。前に紹介したSmart Soapmaking のAnne L. Watsonさんも大絶賛です。
しかしQ&Aサイトなんかでは「化学の勉強にはなるけど量り方が多すぎ」的な意見も見かけます。


私が実際に読んだのはもう半年以上も前のことで、この記事を書くために再度手にとっては見たものの、文字ばっかりで実験方法の説明ばっかりだったという印象以外はほとんど何も思い出せず。。。 少々読み返さなくてはいけませんでした。各章の「まとめ」的なところだけ拾い読みしたのですが、それだけでも十分また勉強になりました。
正直文字ばかりで楽しくない本ですが、英語の勉強も兼ねてコツコツ読んでみるのもいいかもしれません。自分で真似して実験までやる気のない人は調製手順の項を飛ばすようにすればだいぶスピードアップが図れると思います。

そして、読むからには頑張って第II部を制覇してください!


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石けん本 (Robert S. McDaniel) [└ 石けん本]


科学の先生Dr. McDanielの本、2冊です。

1冊目のEssentially Soapは一度紹介したことがありますが、2冊目への前振りとして再掲。

Essentially Soap

Essentially Soap

  • 作者: Robert S. McDaniel
  • 出版社/メーカー: Krause Pubns Inc
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: ペーパーバック



科学の先生の本だけあって理論部分やコラムは大変勉強になるし、考察も完ぺき。古来の草木灰からLye(ライ/アルカリ水)を作る方法なんていうトピックもあり、面白い本です。是非読んでほしいと思います。

・・・がしかし、写真の石けんが超イケてないのです。
色が微妙だったり、角がボロボロだったり、どう見ても水滴がべったりついていたり、型はことごとく何かの空き容器っぽかったりと、レシピを参考にして作ろうという気を全く起こさせない加減が半端じゃありません。
元の石けんのせいなのか、撮影の腕なのか、画像処理に失敗しているのか・・・??

いつのまにかこのアンバランスさがたまらなく好きになっていて、ボブオジサンの2冊目の本も即購入してしまいました。


Soap Maker's Workshop: The Art and Craft of Natural Homemade Soap

Soap Maker's Workshop: The Art and Craft of Natural Homemade Soap

  • 作者: Robert S. McDaniel
  • 出版社/メーカー: Krause Pubns Inc
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: ペーパーバック


2冊目はSoap Maker's Workshopと銘打っているだけあって、王道の「手法別作り方、レシピ、道具、素材」に重きを置き、またUSAらしくビジネスとして展開するときのツボ的な部分にも踏み込んだ内容になっています。

そんな本は他にもたくさんありますが、その中に各種の実験も盛り込まれているのが科学の先生らしいところです。
具体的にいくつかあげると
・カララント(着色料)の発色結果
・オーブンホットプロセス(HPの加熱にオーブンを使う方法)で、滑らかな石鹸を作る方法
・バイソン(野牛)の脂を精製して石けんを作る
などなど

バイソン石けんなんてまるっと1章を割く念の入れようです。
もちろん日本ではあまり役に立つトピックではないですが(単に獣脂のレンダリング方法として使えるかも?)。

1冊目の内容を要約しつつ具体的なトピックを増やした感じで、読み物としてはまたまた十分楽しめる1冊です。


そして今回の掲載レシピと写真は・・・ なんと1冊目と同じものをそのまま再掲でした!

表紙や各章の扉はそれらしく美しく作ってあるのに、そんな詰めの甘いところがボブオジサンらしくてますます好きです。

付録にWorkshopのDVDが付いています。まだ見てません(日本仕様のデッキで再生できるのかもわかりません)


この本にも出てくるオーブンホットプロセスは個人的に前から興味があるのですが、我が家の古いオーブンレンジは100℃以下には設定できないのでお試しすらできません。
最近のは80℃とかにできるんでしょうか??
できるなら廃油石けん作りなんかも楽になるような気がするんですが。
これを含めて最近は進化したHPに興味のある私です。


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石けん本(Anne L. Watson) [└ 石けん本]



今日は夕方から大雨でしたが、その前に少し外を歩くことができました。
家族がイネ科の花粉症だったことが判明し・・・。 雑草天国の土手は少しかわいそうだったかも。


さて、久しぶりに石けんの本をポチポチと紹介していこうと思います。

購入前にはあまりレビューを吟味したりせず、思いつきでぽちっと購入したりするので、ためになるものから変なのまでいろいろあります。
お勧めではなく紹介ということで、あしからずご了承ください。


今回は、Anne L. Watson さんの本を2冊。

著者は元は建築関係のコンサルタントで小説も出版していたりする多才な方のようです。
下のミルクソープの本の前書きで「これで心おきなく石けんビジネスに専念できる」的なことを書いているのですがその翌年にはモールドで作るクッキーの本なんかも出しています。趣味をすぐ本にしちゃうタイプの人なのかも。。。




初めは普通の石けんの本「Smart soapmaking」

この本は以下3点で構成されています。

・「ちゃんと計量して、温度管理して、よく混ぜれば石けんができる」という高校化学教師の友人の言葉(リピート)
・今までのルールなんか役に立たない神話みたいなもの。自分の経験が一番信じられる。
・どうしてスティックブレンダーを使わないの?!

初めの章で石けん作りの鉄則を 「no sense」と次々ぶった切ります。基本的には まあそうだよね といえるところも多いのですが、ちょっと言いすぎではないかとハラハラします。
そしてなぜトレースを出さなくてはいけないのかという話の時に出てきたのが「高校化学教師の友人」。
彼女は「トレース」を知らなかった → ケミストが知らない「トレース」なんて無意味、大事なのはケミストが言う「計量、温度管理、撹拌」のみ! という展開です。

こう書くとぶっ飛んだ内容かと期待させますが「自分の経験」を積み重ねていく方向性は間違っていないし、「計量、温度管理、撹拌」の話も実はもっともなことなので、残念ながら結果的にはかなりまっとうです。

特徴的なのは3つ目のブレンダーです。Anneさんは今時のsoapmakerがブレンダーを使わないなんてどうかしてる的な考え方なので、手順もブレンダーを使いこなすことに重点が置かれています。
これはトレースの話ともつながっていて、ブレンダーなら手混ぜよりもはるかに微細な液滴で混ぜ合わせられるため、トレースを出さなくて大丈夫ということです。(逆にいえば、手混ぜではトレースまで持っていく方がよいという点を否定しないということですね)。
トレースを待たないで型に流してよいタイミングについては視覚的な変化と温度変化の2点を攻める方法が紹介されています。
かなり緻密な観察が必要で、軽いトレースの方が見極め簡単なんじゃないかと・・・


Milk Soapmaking (牛乳石鹸): The Smart and Simple Guide to Making Lovely Milk Soap From Cow Milk, Goat Milk, Buttermilk, Cream, Coconut Milk, or Any Other Animal or Plant Milk

Milk Soapmaking (牛乳石鹸): The Smart and Simple Guide to Making Lovely Milk Soap From Cow Milk, Goat Milk, Buttermilk, Cream, Coconut Milk, or Any Other Animal or Plant Milk

  • 作者: Anne L. Watson
  • 出版社/メーカー: Shepard Publications
  • 発売日: 2009/01/01
  • メディア: ペーパーバック


Anneさんの2冊目はミルクソープ

いろいろなミルク(動物/植物、液体状/粉末状、発酵有無など)を使いこなす方法を紹介しています。
液体の場合は水分の全量置き換えが原則です。
ミルクを使った場合、乳糖のキャラメル化によって茶色い石けんになりがちですが、これを避けてミルクらしいpaleで真白な石けんにするにはどうしたら良いのかというところに重点が置かれています。

そしてミルクソープもブレンダーで混ぜますよー!
(モロモロもブレンダーで粉砕されるので是非使えとのことです)

例によって評価は経験とモニターの感想がすべてで、Anneさんのオリジナルの方法とのことです。
私は他のミルクソープの専門書を読んでいないのでどの程度独創的なのかわかりませんが、粉ミルクを使う方法はちょっと真似してみたい感じです。
近いうちにきっとやるかも。

文字が大きいのですぐ読めます。
1冊目と同様、科学的な話はほとんど出てきません(Anneさんにはあまりバックグラウンドがなさそうです)が、本当に経験だけでこの結果を出したのなら相当の実験バッチをこなしているのだろうと思います。


Anneさんのサイト http://www.annelwatson.com/
かなりあっさりしてます。いろいろなブレンダーの比較があるけど、日本では買えなさそうなのも多いです。


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石けん書棚 [└ 石けん本]

ようやく少しずつお片づけを始めた我が家です。
先が長そうです、というか間に合うのでしょうか。。。

ダンボール置き場を本棚の前に確保すべく、最初に本棚を空けることにしました。

重い本はSサイズの箱に重ねないで入れるため、大型本の棚は1段分がほぼ1箱、漫画や文庫は2段で1箱。
めちゃめちゃかさばります。
そして大きな本棚があってもとっくに飽和状態だった我が家・・・ ダンボール部屋の確保どころか本のダンボールで部屋が埋まってしまいそう。


箱に入れる前に、他の部屋などにも点在していた石けん・手作りコスメ・ハーブ・アロマあたりの本を1箇所にまとめてみました。

とりあえずサイズ別に
和書
洋書、変なサイズの本
上にももう少し。あとコピーとか
化学系他

これらを箱詰めしたあとも、変なところから1冊、また1冊と発掘され続けてるし。

全部読んだかといわれるとそんなこともなくって写真を眺めるだけに終わったものも・・・
正直、中にはつまらないのもあるし。
今現在捨てる気持はサラサラないんですが、放置ももったいないかな。
そのうち落ち着いたら 石けん本を眺める会とかいかがですか、ハマのソーパー会の皆さん~(なんてね)


これはわたし分(の一部)ですが、オットの守備範囲である植物、ガーデニング系はさらにこの倍くらいあるのでした。
床抜けるかもしれない。

入りきらない分の本棚も買わないとなぁ。

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