汗の道 というか汗の染み? [├ 石けんの色]
1ヵ月半ぶりに石けんぐるぐるしましたところ、不気味柄ができてしまいました。
底のラップをはがしたところ

側面(まだ型の中)

底と側面にうっすら汗をかいていて汗の溜まったところ?が白くなっちゃいました。
側面は型出ししたところに紙をあてたら水玉模様に汗を吸い取れましたよ。
乾燥したら薄くなるかな?? 興味津々でカット待ち乾燥中です。
・・・底のほうは上面にわざわざつけた模様より芸術的なんじゃないかな・・・?
タイトルに「汗の道」と書いたのは、石けんの汗のかきかた方について常々不思議に思っていることがあって。
保温箱から出したとき、上面に「玉のような」汗をかいている石けんってありますよね。一旦拭いてもしばらくするとまた汗まみれになっていたりして。
そういうときの汗って必ず「前に汗の玉があったのと同じ場所」から出てきませんか?
まるでそこに汗の通り道があるかのように。
今回のは上面は無事だったのですが底に水分が溜まっていて、写真で筋になって写っているラッブの皺の跡に水溜りができていました。これをティッシュペーパーの角などを使ってきれいにふき取っても数分するとまた溜まっているのです。3-4回拭き取りというか吸い取りして落ち着きました。そのほかの平らな面は一回吸い取って十分だったのに。
含水石けんの結晶から邪魔にされた水分がある特定の目には見えないほどの隙間から染み出してくるんでしょうか?
不思議です~
ウルトラマリン 青について [├ 石けんの色]
長くなるので記事として回答させていただきます。
ご質問のポイントは以下の2点です
1)着色に合成ウルトラマリンを使ったら無添加石けんといえるのかどうか。
2)ウルトラマリンを使わないで水色の石鹸を作る方法
■1)ウルトラマリンと無添加石けん
まずはじめに、無添加とは何かという言葉のあいまいさの問題があります。
実は「無添加」に定義はないのです。
化粧品の類は大抵が混合物です。基材(水や油)に色々な成分を添加して作られているのが基本ですから、有効成分だって添加物です。その中でいったい何が無添加なのかという事が分かるようにしないと意味がありません。
例えば「旧表示指定成分無添加※」「防腐剤無添加」「酸化防止剤無添加」「着色料無添加」「香料無添加」「合成界面活性剤無添加」などなど。
更に例えば酸化防止剤といってもいろいろあります。BHTやEDTAはダメでトコフェロールはアリなのか、後から加えるのはダメだけど植物エキスに元々含まれているときはいいのか、とにかくそういう効能のあるものは一切入っていなのか、など、何がどの程度無添加なのかを本当にはっきりさせるのは大変です。
そう考えると安易に無添加という言葉を使うことは逆に不誠実になるかもしれません。
自分の求めている無添加と、人の求めている無添加は異なるかもしれないからです。
とはいえ、ここはあくまで自分で使う石けんを自作するという範囲の話ですから、あいまいな言葉に振り回されたり流されたりせず、何がダメなのかのラインは自分で納得いくように決めたらよいと思います。
ウルトラマリンが人工のものだから使ってはいけないと思うなら排除すればよいし、別に何の害もないのだからかまわない、色つきのほうが楽しいという考え方もありです。
そしてようやく本題のウルトラマリンブルーです。(長くてすいません)
天然のものはラピスラズリという貴石から取り出すということをご存知の方は多いと思いますが、非常に希少&高価で、とてもとても石けんに入れて洗い流してしまうなんてもったいないことはできません。
化粧品材料店で購入できるウルトラマリンブルーは合成ウルトラマリン(フレンチウルトラマリン)です。
カオリン(クレイ)や金属塩、ソーダ灰、活性炭などを高温で焼くことで得られます。石灰を焼く炉の中で偶然発見されたのが始まりだそうです。
詳しくは下にWikipediaへのリンクを貼っておきますのでご参考ください。
構造的には天然のものと同じで、製法からみても石や陶器の粉みたいなものと言ってしまっていいものだと思います。
天然の鉱物から得られる顔料は他にも多くあり、画材店で比較的安価に購入できるものもありますが、天然由来の場合、化粧品用に精製されていないものには有害重金属の混入懸念があります(顔料そのものが重金属化合物のこともあります)。だから天然=安心と思って安易に購入してはいけません。そういう意味でははじめから怪しい原料の混入がない条件で作られる合成ウルトラマリンは比較的安心できる着色剤ではないでしょうか、と私は考えています。
ちなみにウルトラマリンは下※にちょっと書いた「旧表示指定成分」ではありませんから、2001年以前のルールなら堂々と無添加と称してよかったかも。
現在どう考えるかは、くどいですが、個人の自由です。
※
石けんを含む化粧品の場合、以前は厚生省が定めた「表示指定成分」というアレルギー反応を起こす疑いのある成分102種類のリストがあり(表示しなくてはいけない義務があったのは「表示指定成分」だけ)、この表示指定成分が入っていない化粧品のことを慣習的に「無添加化粧品」と呼んでいました。
しかし2001年4月からはその指定がなくなり、代わりに「全成分表示」になりました。配合されているすべての成分を表示しなさいということです。これに伴って以前の無添加化粧品(暗黙のルールで表示指定成分無添加)という考え方は通用しなくなっています。昔の無添加化粧品は「旧表示指定成分無添加」としていることもあるようです。
(旧表示指定成分リスト)
http://www.fine-club.com/beauty/skincare/kyu_hyoujisiteiseibun.html
▽ウルトラマリンブルーの石けん

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ウルトラマリン. (2009, 2月 5). Wikipedia, . Retrieved 04:32, 2月 26, 2009
from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3&oldid=24241105.
■2)ウルトラマリン以外の青(水色)について
ご質問1)があることを考えると、何か天然のもので青色をご希望と思われます。
今のところ藍・インディゴが確実です。
染料として発色(藍建て)済みのすくも藍、藍液、藍パウダーなどを使うか、藍の葉やヘナなどに使うインディゴを自分で藍建てして使うかというところです。試薬で合成インジゴ粉末を購入することもできます。
いずれにせよ肌に直接使う目的で製造販売されているものではないので、使ってみて何かあっても文句を言ってはいけません。
(素材や加工に使われている水、器材、包装などの衛生面、途中でどんな薬剤を使っているか分からないなど)
もちろん藍自体が肌に合わない可能性も念頭におかなくてはいけません。
あと高価ですが、ジャーマンカモミールの精油があります。ベースの石鹸をできるだけ白くするように心がければ、新鮮なものなら比較的きれいに発色すると思います(古くなると退色して緑っぽくなります)。
マロウ・ブルーなどの青い花の色をそのまま石けんに残せないかとも思いますが、難しいです。
目安として水に溶け出やすい色は残せないことが多いと考えてよいと思っています。
バラの赤やマロウの青など、アントシアン系の色素はpHや金属配位子の種類で赤~紫~青系の様々な色がありますが、植物の体内環境は弱酸性側にあるぼが普通で、弱アルカリ性の石けんではまず変色します(紫キャベツのpH実験でおなじみですね)。また安定性がよくないため、アルカリ側で思うような色が出るものであってもかなり早い段階で退色してしまいます。
このハーブはどうかと個別に聞かれてもさすがに分からないので、お茶を作って重曹やセスキを入れて色変化を確認するのが早いと思います。
▽ハーブティーとか重曹入れたのとか →こちらの記事

逆にオイルのほうに溶けやすい色素は石けんに残せることが多いです。
カロチノイド(カロチンやリコピン)の赤~オレンジ、緑の植物のクロロフィル(葉緑素)、紫根やアルカネットの紫色などです。光で退色しやすいので保管には注意が必要です。
藍の色素であるインディゴは顔料といって水にも油にも溶けにくいものです。藍液は溶けているのではなく細かい粒子が分散しています。
▽紫根インフューズドオイルに、念のためウルトラマリンブルーと炭を各少々で退色対策

ハムっぽい・・・ [├ 石けんの色]

(ピンボケすいません)
ローズヒップティーを使った石けんをカットしました。
切ったときはきれいな肌色~ピンクなのですが、空気に触れたところからどんどん変色して赤茶色になります。
最終的にどんな色になるかはまた解禁の頃に。
ずいぶん前になりますが、ローズヒップ石けんの色についてはこの「石けんの色」カテゴリで何回か紹介しています。
そのときに変色のことについても触れていたのに・・・
あまりに久しぶりだったのですっかり忘れていて、型出しした側面やカット面が赤くなっていくのに改めて驚いてしまいました。
上面が白いのはソーダ灰とかの粉っぽいものではなく、石けん自体が白いのです。厚さ1ミリくらいかな。
私の経験の範囲では、ティーやインフューズドオイルで濃い色を出した石けんに時々このような白い層ができます。粉もので着色しているときには起こりません。
上面だけ早く冷えたりすることが原因なのでしょうか? それともティーに多く抽出されるミネラル塩などで少し塩析気味になってきれいな石けんができているのか・・・?(少し汗もかいていたし) 。
謎です。
普段は気にしないんですが、この石けんは人に渡すかもしれないので後でスライスしてしまおうと思っています。
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変色劇場 [├ 石けんの色]
型入れ

↓
保温終了(約2日後)

↓
型出し(更に2日後)

↓
1時間置いたら・・・

空気に触れたらあっという間に赤くなりました。
入れたのはバオバブの実のパウダーです。
詳細はまた今度。
黄緑・・・? [├ 石けんの色]


同じタネを2つに分けて粉のオプションを変えたものですが、片方の側面が黄緑色・・・
上面は赤みのある茶色なので、型出しして空気に触れたら赤くなるのだろうと思います。
(底のラップを外して汗を拭いたらみるみる赤くなっていきました。)
今日のところはラップだけ外して横向きにして落ち着かせています。
型出しは・・・明後日くらいかな(単に時間がなくて放置しているだけです。)
↓↓型入れ直後はほぼ同じ色

ピンクというよりベージュになるマカダミアナッツ油40%配合の色です。
一時とはいえ、まさか粉のオプションでこの色が消えてしまうなんて。
これだから石けん観察は止められません。
先月作って解禁した石けんもそろそろ紹介したいなぁ。
写真撮らなくては・・・。
レッドサンダルウッド パウダーとは?? [├ 石けんの色]
サンダルウッドパウダー(サンダルウッド レッド パウダー、レッドサンダルウッドパウダー)という名のレンガ色の粉末があります。
どうやらこのパウダーは、石鹸に粉のまま使うと茶色っぽい赤紫、抽出すると濃さによりねずみ色から赤紫色になるようです。

石けん用に購入していたもののなかなか使えないでいたのは、順番が回ってこなかったというのもありますが、いったいこの粉の正体は何なのか疑問だったということもありました。
サンダルウッドといえばイメージするのはビャクダン(白檀)、学名 Santalum album、ビャクダン科の半寄生植物です。仏具とか扇子に使われている木質だと白っぽい~茶色のイメージがあります。
材木も精油もかなりの高級品です。インセンス材料として販売されているサンダルウッドパウダーは黄色っぽいふわふわした木質です。
ではこのお手ごろ価格なレンガ色のさらさらパウダーは何?? サンダルウッドと銘打っていても白檀風の香りなんて皆無なんですが。
ハーブの色と石鹸[3] ローズヒップとリコピン [├ 石けんの色]
ハーブティーや浸出油の色、ハーブそのものの色、石けんに入れたときどうなるのか、そのままの色が残るのか、特に初めて使う材料のときは気になります、というのを軽く実験してみるシリーズ、第3回はローズヒップとリコピンです。
このシリーズの第2回:ハーブティー編で唯一アルカリで変色しなかったローズヒップを使った石けんの色について写真をまとめました。
特に実験的なことや考察らしい考察はありません。

ローズヒップの赤い色はリコピン(リコペン)というのが定説です。
リコピンはカロチノイド系の脂溶性色素で水にはほとんど溶けません。成分自体に強い抗酸化性がありますが、その人体への効用はまだ十分に検証されていないとのことです。
構造の違いから、同じくカロチノイド系色素であるにんじんのカロチン(カロテン)のようなビタミンA様の作用はありません。
石けん用の素材としては、カロテンよりも深い赤色、光に比較的強く退色しにくいというところが魅力的ですね。
(実のところローズヒップやトマトにはβ-カロチンもかなりの量入っているようです。)
ローレルパウダーって(イタリアンな石鹸ができるまでのいろいろ) [├ 石けんの色]
交換会用の石鹸、"Sapone di Margherita"、当初はイタリアンな飾り付けをいろいろ考えていました。
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例えば具にチーズ棒だけじゃなくってオリーブの実に見立てた丸いのを置こうとか。
バジルとは違う色、灰色っぽい緑になればと、チーズ石けんの一部にローレルパウダーを入れたものを作っていたのです。

・・・なんか違う。
外側(上面だけ)は薄い緑なのですが、中は赤茶になりました。というか、切り口は灰緑だったのだけど、空気に触れたら数時間で赤くなったという感じです。写真ほどコントラストは強くなくて、もう少しマイルドなベージュに近い茶色ですが。
基本的に葉緑素はそのまま残るのだけど、ローズマリーと同じで何か変色する成分があるのでしょうね。
メモ)いまのところ確実に緑が残るのはパセリパウダーとバジルパウダー。草モノのほうがいいのかな。そういえば木質のもの(緑茶、ローズマリー、ローレル)のパウダーは変色するような・・・。今後も要研究。
■
チーズ棒も細いのを用意してポップに並べられないかと思っていました。

15mmのタピオカストローのほかにちょっと太目の9mmストローにも一緒にタネを流したのですが、乳ものオプションでどんどん重くなるタネをきれいに下まで流せず、すらっとした子ができなかったのであきらめました。
左の写真の太いストローの脇にマダラにタネが入った細いのがいるのが見えると思うのですが。
まあ結果として具もデザインもシンプルに絞り込めて、それはそれで良かったと思います。
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ハーブの色と石けん[2] ハーブティー [├ 石けんの色]
ハーブティーや浸出油の色、ハーブそのものの色、石けんに入れたときどうなるのか、そのままの色が残るのか、特に初めて使う材料のときは気になります。「アルカリで負けて色が変わってしまうと思います」なんていうのは簡単ですが、実際入れてみる前に変色するかどうかくらいは確認できるんじゃないかなということで軽く実験してみるシリーズ、第2回はハーブティーです。

■その2) ハーブティーとpH










